おはようございます。あるいは、こんにちは杉田です。
令和4年4月から、住宅性能表示の断熱や省エネの最高等級に上位等級が創設されましたので、大手ハウスメーカーはどのような対応になっているのか調べてみました。（令和４年5月1日現在）
前回からの続き、第４位から第８位まで発表します。
第４位 セキスイハイム（積水化学工業住宅カンパニー） 9,555戸 【工場生産で実現できる優れた気密性・断熱性】
『セキスイハイムは標準で高断熱仕様！』と、ZEHで検索するとUA値の記載もありました。軽量鉄骨造：UA値0.54。木造：UA値0.46～。
ZEH比率85％を達成の記載があるので、断熱性等級５は対応可能と思われます。
ただし、軽量鉄骨造での標準仕様では、寒冷地（1～3地域）ではZEH水準はクリア出来ていません。
〇愛知県豊橋市なら、断熱性能等級５は標準仕様にてクリアされています。
第５位 ダイワハウス（大和ハウス工業） 7,019棟 【すべてを包む 住まい全体を高断熱化し、暮らしにゆとりが生まれる。】
全国の気候に応じた3グレードの断熱仕様で、一年を通しての快適さはもちろん、冷暖房費も大幅に削減。スマートハウスに必要なHEMS標準搭載で、ZEHにも対応できます。ZEH基準の断熱性能に対応可能の記載があるが、標準仕様（豊橋市エリア）は、スタンダードV断熱と思われる。
ZEH住宅の説明では、【適切な間取りや設備の採用で、ZEHを実現できます】と。標準仕様では実現は出来ないのか？
2020年度（北海道を除く都府県）ZEH比率58％を達成の記載があるので、断熱性能等級５は対応可能。ただし、標準仕様での断熱等級・UA値についても具体的な数値の記載は無い。
△愛知県豊橋市では、断熱性能等級５は標準仕様でクリア出来ているのかは分かりませんでしたが、対応は可能と思われます。
第６位 住友林業 参考5,584棟（9ヶ月の累計）【魔法瓶のように住まいを断熱】
「最高等級4」を上回る高い断熱性能を実現 との記載が。まだ修正などされていませんね。
木造のハウスメーカーなので競合する鉄骨系のメーカーを牽制するためか、木と鉄の比較や1980年頃の家との光熱費などの比較が記載されています。
寒さが厳しい寒冷地に求められる性能と同水準ですとの記載があり、H28年省エネ基準の寒冷地（1・2・3地域）でのUA値0.46～0.56はクリアしているとのこと。2021年度全国（北海道・沖縄を除く都府県）ZEH普及率73％を達成の記載があるので、断熱性等級５は対応可能。ただし、標準仕様での断熱等級・UA値についても具体的な数値の記載は無い。
〇愛知県豊橋市はUA値0.6以下で断熱性能等級5なので、上記の数値より判断すると標準仕様にてクリアされています。
第7位 三井ホーム 2,585棟 【鉄は熱を逃がし、木は熱を抑制する】
新しい基準「UA値」でも業界トップレベルの性能 ※上記の新しい基準はH28年省エネ基準の事を言っているのでかなり早い時期から断熱性能が高い取組みをしていることが窺えます。
標準仕様でZEH基準をらくらくクリア。標準仕様UA値0.41。
◎愛知県豊橋市でも、断熱性能等級５は標準仕様にてらくらくクリアされています。ZEH基準を上回る【HEAT20 G2レベル】です。
残念ながら、豊橋市・豊川市では、展示場がありません。お近くの展示場等は岡崎市または静岡県浜松市となっています。
第8位 ヤマダホームズ 2,567棟 【1年を通じて快適な住環境の創造】※シリーズ：Felidia
旧省エネ基準の住宅と比較をすると、年間冷暖房費の約40％のコスト削減。こちらも光熱費の比較がありますが、旧省エネと次世代省エネの比較であまり参考になりませんね。
メインシリーズと思われる”Felidiaシリーズ”では、標準仕様での断熱等級・UA値についても具体的な数値の記載はありませんでした。
ハイクラスシリーズ《S×Lシグマ》にて、標準仕様（ウェルネス断熱）でも省エネ基準を上回る断熱性能ＵＡ値0.55の記載がありました。が、残念ながら4月1日より一時販売休止となっています。
2021年度ZEH実績25％の記載がありますので、断熱性等級５は対応可能。
△愛知県豊橋市では、断熱性能等級５は標準仕様でクリア出来ているのかは分かりませんでしたが、対応は可能と思われます。
いかがでしたか？大手ハウスメーカーでの対応は。大手ハウスメーカーでも断熱性能はバラバラですね。
次回は、積水ハウスと業界NO.1の座をしのぎを削って争っているあの工務店などを次回は紹介していきます。
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