杉田真一 自己紹介へ

浴室の窓のメリット・デメリット

公開日:2022/09/13(火) 更新日:2024/04/02(火) 家づくりのこと営業部メリット・デメリット

こんにちは、杉田です。

新築を考えている方、浴室の窓はどのように検討されていますか?

『標準仕様で付いていたから気にもしなかったよ。』とか、『オプションだったから付けなかったよ。』とか。

 

戸建分譲住宅の間取りを見ていただくと、ほとんど浴室に窓は設置されていると思います。

分譲マンションでは、浴室に窓が無い間取りが多く見られます。角部屋(隅部屋)になると窓が設置されていることも。

マンションやアパートなどの集合住宅では、窓を設置する場所が制限される為、設置されないことが多いのです。

 

注文住宅で間取りのご要望お聞きすると、【浴室の窓は不要です】とおっしゃるお客様もちらほらと。

 

浴室に窓が不要の理由は・・・

断熱性能が落ちやすい

お掃除の労力が増える

プライバシー確保や防犯対策

今までマンションやアパート住まいで窓が無かったし必要性を感じない。と、いうような回答が多いですね。

 

浴室に窓が必要の理由は・・・

光が入ることで明るくなる

見晴らしが良ければ開放感がある

窓を開けておけば換気が出来る

 

浴室の窓の設置を悩んでいる方へ

入浴する時間が明るい時間帯なら光が入り明るくなりますが、ほとんど夜しか入浴しないなら明るさは関係ありません。

自然に囲まれた眺望がいい場所であれば夜空や景色を見ながらの入浴は気持ちいいでしょう。但し、見晴らしのいい窓にするには、ある程度大きめな窓を設置する必要があるため、逆に覗かれてしまう可能性もあります。

住宅街の戸建住宅では、せっかく設けた窓からはお隣の外壁しか見えなかったり、お隣さん宅と窓が重なり見られてしまう可能性すらあります。

男性はともかく、女性が窓を開けたまま入浴することなどほとんど無いでしょう。

防犯対策では、人が出入り出来るような大きな窓を設置する方は最近ではほとんどいません。ひと昔前は、大きな引違い窓を設置し、防犯対策の為、併せて面格子も設置されていることが多かったです。

一番の問題は、換気対策です。

入浴後の浴室内は湿気が高くなり、高温・多湿・栄養(皮脂や垢)と、カビの繁殖しやすい条件が整ってしまいます。湿気や温度を下げる為に窓を開けるのです。

 

浴室用の換気扇は、今や換気目的だけでなく『暖房・涼風・衣類乾燥・換気』といろいろな機能が備わっています。換気能力自体も上がっていますし、浴室内も24時間換気機能が標準装備されている商品も多くあります。

ユニットバス自体の性能や換気性能も向上しているので、設計士によっても見解が分かれるところではありますが・・・

私も最近、浴室の窓は不要かな?と考えるようになりましたが、木造住宅の場合、構造躯体の品質の保持・カビ発生の抑制の為、窓は設置したほうがいいみたいです。

自宅には少し大きめルーバー窓が設置されていて、入浴時以外は窓は開けぱなしです。入浴後に壁や床に水をかけるとことで湿気が少なくなりカビが発生しにくくなるそうです。それでもカビは発生してしまいます。(花王の強力カビハイターがあれば、たいした問題ではありませんが・・・)

 

浴室に窓が不要なら、間取りの幅も広がることもあります。建物の中心に浴室を設けるような個性的な間取りを考えることも可能です。

浴室の窓は敷地条件や住まい方によって、必要かどうか判断が難しいですね。

窓を付けない理由にこだわりがなければ、窓は設置しておいたほうがいいと思います。

上の写真のように高窓(ハイサイド)にする事で、防犯対策も出来るし覗かれる心配も無くなると思います。お掃除はチョット大変になるかもしれませんが・・・。

 


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