北海道地震の影響
先日、北海道胆振東部地震で震度7を観測して、深刻な被害が出ました。
・北海道内の火力発電が全て停止して大規模停電
・停電による産業への被害
・電車やバスなどの公共機関の運行停止
・液状化や土砂崩れなど
現在も地震の影響で不便な状況が続いています。
今回注目したのは、厚真町の土砂崩れです。
厚真町の面積は豊橋市と豊川市をあわせた位の広さ。
北海道で土砂崩れが起きた面積は、東京ドーム300個にも及ぶようです。
このうち、隣接する安平町は10%に対して、厚真町は87%の被害です。
何故、厚真町は土砂崩れの被害がひどかったのでしょうか?
厚真町は火山灰が堆積された弱い地盤があります。
そこに8月は台風が何度も通りました。
さらに地盤が緩んでいた所に震度7が来て、大規模な地滑りが発生。
地震後、北海道で土砂災害危険箇所に指定されている964カ所が調査されました。
厚真町を中心に25カ所が、土砂災害の可能性が高くて、対策が求められています。
現在、土砂の除去作業や、山の斜面に土のうを積む作業が行われています。
雪が降る前には完了させたいようですが、現在わずか2ヶ所に留まっています。
被害は大きかったものの、水道の復旧も進み、営業が再開された飲食店もあります。
今後も継続した活動により、はやく復興が進んでいってほしいですね。