第一種換気と第三種換気のメリット・デメリット

公開日:2021/06/22(火) 更新日:2021/07/18(日) 営業部家づくりのこと日々のこと

こんにちは、営業部の小林です。

換気シリーズのブログは今回で終わりなので最後まで温かくみていただけるとありがたいです( ;∀;)

それでは、第一種換気と第三種換気のメリット・デメリットをご紹介させていただきます。

 

 

第一種換気方式とは「給気」「排気」とも強制的に機械で換気する方式です。

「第一種換気方式」のメリット

3種類の換気方式の中でもっとも効率よく換気できるシステムです。給気も換気も機械で行うため室内の気圧を調整でき、バランスよく換気が可能となります。

また第一種換気システムは通常、熱交換器も設置します。これにより、内外部の気温差が大きいときに換気で失う熱量を少なくして空調負荷を軽減します。

 

「第一種換気方式」のデメリット

デメリットは「給気」「排気」どちらも機械で行うためコストが高いことです。

※ダクトや熱交換器といった設備の初期費用や更新費用がかかりますし、換気扇を多数稼動させるので消費電力が増加してランニングコストもかかります。

また、換気設備にフィルターを設置するためフィルター清掃の手間や、ダクト内の清掃は専門業者にお願いするといった保守のコストもかかります。

 

第三種換気方式とは「給気」を自然に行い、排気ファンにより「排気」する換気方式です。

排気ファンで強制的に排気することで、自然に新鮮な空気を取り入れることができます。

 

「第三種換気方式」のメリットは低コストかつメンテナンスが楽なことです。

機械式の第一種換気よりイニシャルコストやランニングコストをはるかに抑えることができますし、フィルター交換や清掃などのメンテナンス手間も軽減されます。

また、一般的な住宅で最も多く採用されている換気方式でもあります。多くの場合はトイレや浴室、洗面所等の局所排気と併用されています。

自然給気と強制排気の仕組みは、小屋裏や壁内に湿った空気が入りにくく内部結露が発生しにくいメリットもあります。

 

「第三種換気方式」のデメリット

住宅の気密性が低い場合に、給気口や隙間から外気が入り込んで空調負荷がかかることがデメリットです。

特に夏場は熱気、冬場は冷気が入ってくると室内で温度差が生じることがあります。これが原因でエアコンや暖房器具を余計に稼働させる必要が出てしまいます。

 

私はやっぱりコストの面を見てしまうので第三種換気にしたいと思ってしまいますね。

 

 

27ページ (全44ページ中)