ZEH補助事業説明会で驚愕の事実が?実績報告の各社ZEH棟数はなんと自己申告だった

公開日:2018/04/17(火) 更新日:2023/10/23(月) 技術部家づくりのこと

?こんにちは、技術部の山本です。昨日名古屋で開催された国が主催したH30年度ZEH関連事業の説明会に参加してきました。あらたに始まる事業やスケジュールに関しては早急にまとめてアップしていきたいと思います。昼またぎの5時間にも渡る説明会で、途中から集中力が…(-_-)zzzそんな中最後の質疑応答で眠気も吹っ飛ぶ、衝撃の事実を知る事になるとは!

というのも、ZEHビルダーは毎年、どれだけZEHを建てたのかを国に報告しHPなどで公表しなければいけません。簡単ですが面倒な作業です(笑)昨年の報告を先週作ったばかりだったのですが、この無駄だな?って思ってた作業が報われる要件が今年度の補助事業の目玉に盛り込まれたのです。それは補助金額115万円が受けられるZEH+(ゼッチプラス)を申請出来るZEHビルダーは

●2017年の実績報告をしている事

●2016 2017各年度で1棟以上ZEHを建てている事

この二つをクリアしていないビルダーはZEH+の補助事業の枠が付与されないのです!

2017の実績報告はまだ出せます!しかし、2016、2017年にZEHを建てていなければ今から建てる事は当然出来ません!幸い、我が社はいずれもクリアーしてる!メーカーの方や商社の方に色々聞く限りZEHの補助事業を積極的に活用している地元ビルダーはあまりありません!「これは間違いなくアドバンテージだ」とテンション↑

すると質疑応答でこんな質問が

あるビルダーさん「うちは補助事業の申請は一軒もしてないですが、ZEHは建てています。ZEH+の補助事業枠付与対象になりますよね?」

経産省担当者「はい、なります」

私「えっ???」

なんとZEHビルダーの実績報告のZEH件数は、補助事業採択物件数ではなく、あくまでも各ビルダーの自己申告数だったのです??

ZEHには外皮計算によるUA値の算出や、一次エネルギー消費量の計算をしなければZEH要件をクリアーしたか否かはわかりません!仮に計算したとしても評価機関等が審査しなければ正否も確かめられません!更には、完全自己申告ですから仮に悪意をもって報告しても、確かめられません!

改めて見直すと、確かに実績報告は補助金をうけた数ではありませんでしたので、私の認識が間違ってたわけです。が、だとしたらこれから家を建てる人が仮にZEHにする為に各社の実績報告を参考にしようと思っても、その数は必ずしも、評価機関で審査を受けた数でも、ZEH補助事業に採択された数でも無い訳で、何度も繰り返しますが単なる各社の自社報告に過ぎないわけです??

これは正直、出来る限り高性能の家を補助事業を受けてお客さんになるべく負担の無いようにと思いやってきて、勝手にZEH棟数=補助事業採択数で実績報告をしてきた私としては、少なからず怒りすら込み上げてきました。そもそもZEH仕様なのに補助金無しでやる理由がわかりませんし、お客様もそれで納得されますか?本当に補助事業も受けていないZEHをバンバン建てているビルダーがあるのでしょうか

すいません、会社ブログで愚痴っぽい表現になってしまいましたが、こんな曖昧でゆる過ぎる実績報告を国が認めてZEHの普及を進めていたら、いつかZEH要件をクリアしていない建物をZEHだと信じて建ててしまうお施主さんが出てきてしまうんじゃないかと不安になります。

これから家づくりをされる方で、ZEHを考えてる方は是非、補助事業の採択実績、最低でもBELS(ベルス)の取得を建てられるビルダーの担当者の方にお願いして下さい!

  

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