みなさん、こんにちは。
新築を考えている方、LAN配線はどのようにお考えですか?
戸建分譲住宅では、光回線などを利用する場合はTEL配線用の空配管を利用することがほとんどです。建売業者によっては、あらかじめTV設置位置や寝室などへ有線LANを分岐配線してある場合もあります。
注文住宅においては、有線LANはお客様の希望する位置へ分岐配線工事をしておくこととなります。
弊社では電気・コンセント打合せ時に、LAN配線の親機を設置する場所と、配線工事が必要な箇所はお客様と打合せにて決めていきます。
しかし、最近では大手通信キャリア通信プランとセットで提供されている工事不要でコンセントに差すだけの【5G対応ホームルーター】を利用するお客様が増え有線LAN配線をしない事も増えています。
NTTドコモ:home5G
ソフトバンク:SoftBank Air
最近のノート型パソコンにはLANケーブル端子がついておらず、基本は無線にてインターネット接続するのが当たり前のようです。
スマホでもタブレットでもほとんどの機器が無線での対応となっているのでLAN配線は必要のない物かもしれません。
有線LAN配線のメリット
・通信速度が安定している
・大容量のデータ転送が可能
・無線LANに比べセキュリティが高い
・壁や障害物による通信障害が少ない
有線LAN配線のデメリット
・配線工事が必要になるため、コストがかかる
・配線ポートの数によって端末数が限定される
・設置場所からの動線が限定される
・ハブやルーターなどの機器の設置が必要
有線LAN配線にしようか悩んでいる方へ
リモートワークスペースや子供部屋でリモート学習を行うであろう場合はLAN配線はしておいた方がいいでしょう。
TVコンセントには、マルチメディア用のLAN端子が付いているものを設置するようにしましょう。
ハイスペックのゲーム機を使って対戦型ゲームを頻繁におこなう方は予め配線しておいたほうがいいです。遅延が少なく通信速度が安定しているので、対戦型ゲームでは遅延が発生すると操作が遅れたり、相手の動きが遅れて見えるなどの不利益が生じます。
せっかく配線工事をしておくなら将来に備えてLANケーブルの規格も検討するようにしましょう。
ネット回線は、以前は電話回線を利用していたため通信速度がメチャクチャ遅かったです。
ISDN回線やADSL回線となりデジタル回線となりましたが、TEL配線を利用していた為、各部屋でのインターネット接続には無線ルーターが必要でした。安価なものだと電波が飛ばず通信が途切れました。現在では光回線や光ケーブルを利用するので回線速度もメチャメチャ速く、大容量のデータ送信が可能となりVOD配信なども視聴しやすくなりました。
弊社のお客様宅でもLAN配線工事はしたのに5G対応ホームルーターを利用していました。理由を聞くと、『設定も楽で手間もかからないし、料金もスマホと併せると安いから』との事でした。
TVの裏にはマルチメディアコンセントが設置されているのに・・・
我が家も現在、5G対応ホームルーターを利用しています。
電子レンジなど使うと電波状況に影響が出やすいと聞いていますが、今のところVOD配信みながらタブレットやスマホを複数接続していても通信が途切れたり、画像が乱れたりすることはほとんどありません。
光回線と5Gで悩んでいる方へ
光回線と5Gの速度は一般的には光回線の方が高速です。光回線は通信速度が一定であるため安定した通信が可能です。
【ハブやルーターの設置などが苦手】・【接続機器の購入が勿体ない】・【工事の立会が煩わしい】と思う方は5G対応ホームルーターでも充分かもしれません。
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