高断熱と創蓄連携のヴィンテージテイストのカフェデザインな家

黒のガルバはもう提案住宅ではおなじみの外装材です。今回はセメント系ブリックタイルとのコーデを採用しました。最近はデザイン数も多すぎるくらいの玄関ドアですが、ブラックの無地とシンプルイズベスト！にこだわりました。決して広いとは言えない庭も芝生とユーカリとミモザを植えて十分外観を引き立ててくれています。

玄関アプローチです。それほど凝った造りではありませんが、ご紹介したいのは右手のポストです。上部がインターホン・表札。中段がポストとなっています。そして下段に最近話題の宅配BOXです。大きさとしては缶ビール（350㎖24本入り）2箱は入ってしまいます。ので不在配達を再度連絡って手間もありません。しかも荷物が届くとスマホに配達通知が送られるIot（アイオーティー）対応です。

黒のガルバは相変わらず注文住宅でも人気ですが、全てガルバって方は意外と少なく一部、アクセントで木を貼ったり、木目調サイディングを使ったり・・・今回は内部にも使ったセメント系ブリックをインナーバルコニーに貼りました。これもまたガルバとの相性はよくおすすめですし、やはりセメント系でもタイル調サイディングに比べると質感はいいですね。

広い玄関はヨーロッパの石畳の様なアンティーク調のタイルを貼り家全体の雰囲気を演出しています。オークの無垢の棚板の玄関収納とコートをかけられるハンガーパイプもあります。

収納：ウッドワン 無垢の木の収納 カケルノ×2 木製バー/クロ フツウノ 300用 棚板オーク D300

玄関タイル：名古屋モザイク SE-F4920 ブロードウェイ

UA値0.43と圧倒的な断熱性能のモデルハウスは広い玄関ドアから直接リビングとつながります。正面の通路の先にダイニングキッチンをチラ見でき、お客様の視線を釘付けにしそうな予感・・・。

今回はデニムのカウチソファとパインとアイアンのコーヒーテーブルとTVボードをセットしました。デニム素材のソファーカバーはここ数年インテリアショップでもよく見かけるようになりました。

床材：キムラ アカシア 無塗装15×120乱尺 リボスオイル2回塗仕上げ

ちょっとわかりにくいですが、今回のモデルハウスはリビングでご主人がくつろぐ。和室でお子様が遊んだり乳幼児を寝かせたりして奥様はダイニングキッチンで食事を作ったりくつろいだり・・・とそれぞれ家族が自分の空間でくつろぎながらママとパパが子供を挟んで見守る、「パパママサンドイッチ空間」をイメージしました笑

今回リビングには7灯のダウンライトがついていますが、その中の2灯はBluetoothスピーカーが内蔵されています。自分のスマホに入っているお気に入りの曲をかけるのも良いですし、TVにBluetooth発信器を付ければシアターさながらのサウンドが降りそそいできます♪

リビングも含め無垢フローリングは「アカシア」をクリアーのオイルフィニッシュで仕上げました。塗装前に比べると色味、木目、節など非常に表情豊かに仕上がりました。好みが分かれるかもしれませんが、ヴィンテージテイストやブルックリンスタイルにはおススメの床です。

リビングの1面、アクセントウォールはグレーのアンティーク調のブリックタイルを貼りました。クロスとは質感がまるで違い、グッと部屋の雰囲気を良くしてくれています。最近は1面アクセントクロスを貼る方は多いですが、異素材を貼るのも面白いですよ^^

リビングの壁に貼られているのはセメント系ブリック。レンガじゃないの？素材としてはセメントでつくったレンガ調ブリック。とはいえ素材感もクロス等とはくらべものにならないですし、写真のように照明をうまくあてれば陰影は部屋の印象を一変させます。もちろんコストはあがりますが十分それだけの価値がある素材です。

リビングとダイニングで挟まれた和室です。暮らしだすとこの万能床「畳」が活躍する気がします。今回はいろんな素材を使って自宅がカフェ空間の様なちょっと非日常な雰囲気なので、暮らしだしてからは、こんな空間なのに畳でゴロゴロ出来るのってちょっと贅沢な気がしませんか？

他の和室写真では畳について触れましたが、もう一つのポイントは「吊り押入」字の通り床から上がった所から押入があるので、4畳半の和室でも広く感じ、さらに奥に開口部をとることも可能です。ちなみに押入の扉は天井まで上げた方がさらに効果的です。今回も吊り押入下に照明をつけてますので、ちょっとしたおしゃれ空間にもなります。

ダイニングキッチンの天井はウエスタンレッドシダーの羽目板を使用しています。天井材が木なので穴をあけるダウンライトではなくダクトレールからペンダントライトやスポットライトを取り付けました。

ダイニングキッチンのダイニングテーブルはウォルナットの無垢を使用しました。ベンチもウォルナットとなっています。少々値の張る家具ですが、世界三大銘木と言われるウォルナットですから一生モノと考えれば、存在感も抜群で雰囲気のいい食卓が目に浮かびます。

2度目の採用となりました！ウッドワンのキッチンKUROMUKU 黒のアイアンフレームとオークの棚というシンプルな組み合わせですが一般的なシステムキッチンとの違いはひと目でわかる存在感バツグンのアイテムです。更に今回はドイツのミーレ社の食洗機がセットされています。おしゃれ家電好きな人にはたまらないアイテムかもしれません。

キッチン：ウッドワン KUROMUKU フレーム Ⅰ型

天井：ウエスタンレッドシダー羽目板

収納：ウッドワン 無垢の木の収納 カベツケ 600 棚板オーク W1200

壁：ADVAN ブリックレンガアーティストレンガ/スリムグレー 目地アド･ユーロジョイント/ライトグレー

扉の全くないオープンなキッチンは「使う」というより「楽しむ」ことが出来るかどうかがポイントですが、住宅は大切な生活の場なので、普段使いだったり、ストック品の収納も当然要ります。今回はカップボードの扉はガラスではなくフラッシュ戸なので、そちらに収納可能です。ちなみに陰に隠れるように設置してあるカップボードもオークの無垢なので普段なら十分魅せる収納です。

カップボード：ウッドワン スイージー

今回のモデルハウスは住宅展示場と違い等身大のモデルハウスを見て頂きたい！という想いで、弊社の通常の分譲地の一角に建てました。間口が5.46メートルで奥行きが長い敷地ですので、室内も奥の方は暗くなりがちです。写真の階段ホールは、まさにその奥にあたりますが、階段を利用した吹抜けと大開口で明るさを確保しています。

2F階段ホールから見下ろします。わずかな吹き抜けも窓の取り方でかなり明るさを確保するのに貢献します。見下ろすと改めて今回採用のアカシア無垢フロアーの表情の豊かさがよく分かります。

将来2室に分けられる子ども室のドアの写真です。あまり映えない写真ですが・・・笑 お伝えしたいのは出入口ドアです。実はこのドア、ルーバーになっていて通風が可能です。もちろん閉めることによってプライバシーは確保されますし、上下で開閉も変えられる優れもののドア。これでドアは閉めていても風は吹きぬけていきます。

寝室の大きさはどれくらいが適切なのか？正直寝るのがメインの部屋ですので必要以上に大きくする必要はないと思っています。特にベッドで寝るのであれば〇畳という畳を敷く部屋の寸法を前提にする必要はありません。今回はシングル+セミWのベッドを並べて両側に通路をとれる寸法を前提に作りました。

アクセントクロス：サンゲツ RE7350 リザーブ織物 ウレタンコート

昔は寝室の照明も丸い蛍光灯が部屋のセンターに1個付くのが当たり前でした。が「寝る」ことが主目的の寝室ですから本t来照明計画も他の部屋とは異なって当然です。今回はベッドサイドに上下配光のブラケットと足もとに75Φと小さめのダウンライト3灯のみです。”寝る部屋”のあかりはこれで十分です。もちろん調光できる取り外し可能スイッチで、寝たまま操作可能です。

ドア：LIXIL ヴィンティア 色：DGチャコールブラック 把手･丁番：アイアンブラック

日中あまりいる事のない寝室ですので積極的に太陽光を取り入れる必要はありません（通風は大切です）今回は既製品の”デコマド”という室内窓を吹き抜け空間側に付けて間接的に明るさを取り入れています。このデコマドはインテリアアイテムとしても面白い商材ですがちょっとお高いのが難点です笑

寝室です。TVボードとPCカウンターは造り付けの無垢の家具です。実は今回の寝室は壁に3種類のクロスを使っています。写真に写っていないところはベースの白を基調としたものですが、WICとの境の壁はブルーそしてPCカウンター面はグレーです。小さい空間で3種類も使ってもまとまるのは色のトーンを合わせているからです。

今回手洗いの洗面台は洗面脱衣室の外に出しました。これなら、お客様にも使ってもらいやすいですよね。ポイントはデザイン性！気兼ねなく使ってもらえる＝”見られる”ので出来ればカッコいい洗面台を置きたいものです。とはいえ使い勝手を考えると洗面ボールの深さやシャワー水栓などあると便利です。ちなみに写真の洗面ボールは両方兼ね備えてますがカッコよくないですか？

今回のモデルハウスでは洗面台はパブリックなスペースに置いたので、脱衣室は完全なプライベートルームになりました。ということで、ここは見た目より機能性を重視しました。洗濯機を置いて収納棚もしっかりあるのでタオルも下着も十分収納可能となっています。さらに弊社ではおなじみのマルチシンク付！提案住宅ではほぼ標準になっていますが笑 住まれたお客様から満足度ナンバーワンのアイテムです。